当院とマッサージの違い（BU_220725）
当院の特徴 その1. 施術の目的は、原因を解決すること
「すぐにでもこの痛みから解放されたい！」
慢性であれ、急性であれ、
痛みと、それに伴うガチガチ感から
一時でも早く解放されたいですね。
だから、とりあえず湿布を貼ってみたり
温めてみたり、ストレッチをしてみたり。
自分の手に負えないとなれば、マッサージに行ったりします。
とにかく、いろんなことを試してみますよね。
でも、それらを懸命にやってみたところで
一時的に柔らぐか、痛みがマシになるくらい
という経験をお持ちのことと思います。
痛みやコリの原因として
・姿勢が良くない。
・骨盤が歪んでいる。
・筋肉が硬い。
治療院へ行くと、よくこのような説明を受けると思います。
辛い症状の原因の場所は、実際に痛いところにはない！
ということなのです。
この理屈から、姿勢を良くしたり、骨盤を矯正して
付随する筋肉の緊張を解いてあげることが
痛みやコリから解放されるためへの
「根本的な原因の解決」とされています。
ですが、それさえも痛みやコリは一時的に良くなるものの、
いつかまたぶり返すことがほとんどです。
当院では、内臓の調整もさせていただいているのですが、
その理由は次のとおりです。
姿勢が崩れれば、内臓の位置もずれます。
例えば、骨盤が歪めば、骨盤の中にある腸、膀胱、子宮や卵巣も
上から圧迫されたり、右や左にずれて傾いたりします。
結果的にそれぞれの臓器が、それぞれの本領を発揮できずに
重苦しく、うっ滞している、といった状態です。
このように、その人のお身体、症状を診るとき
筋肉や骨格を整えることに加えて
内臓を整えることも大切なことだと考えています。
さらに、内臓も筋肉も骨格も、メンタルから来るストレスに
極めて影響を受けやすいということも
「原因」の大要素要素としてあげられます。
本当の根本原因はどこか？
1．筋肉のコリや、関節の痛み
2．骨格の歪み
3．内臓の歪み
4．メンタル面のストレス
ここまで読んでいただいた方には、もうすでにおわかりのことと
思いますが、1の痛いところ＝原因ではありません。
つまり、2と3に加えて
4も重要な根本原因の要素であることを考えながら、
すべてをバランス良く診て、初めて根本の原因が突き止められることになります。
「根本からの改善」とよく言いますが、
その意味をよくよく考えてみていただきたいのです。
そして、あなたが今抱えているひどい腰痛や肩コリを始めとする辛い症状は
あくまでも「結果」だということに気が付いて欲しいのです。
さらに、
なぜ、姿勢が崩れたのか？
なぜ、骨盤が歪んでしまったのか？
それも、何かの原因があるはずです。
こう考えると、姿勢の崩れも骨盤の歪みも
その延長線上にある「結果」だということになります。
骨盤矯正をして痛みやコリから解放されたら、
それを「治った」と言うのか、
それとももう1歩深めて
なぜ骨盤が歪むのか？
その原因を突き止めた上で、整えて行くのか。
これは、治療する側それぞれのスタンスの問題だと思います。
当院では、メンタル面について、とても重要な根本原因をはらんでいると考えています。
実際、メンタル面のネガティブな感情の影響が原因となっているケースが
非常に多いのです。
ですから、患者様お一人おひとりのお身体の状態はもとより
何か精神的なお悩みを抱えていらっしゃらないか、
差し支えのない範囲でお聞きしながら、
ネガティブな感情を手放すお手伝いもさせていただいております。
骨格の歪みや、内臓の歪みやズレも、あくまでも「結果」にすぎません。
なぜ歪んだのか、ズレを引き起こしてしまったのか、
という「原因」を見つけ出せて、
初めて、根本からの改善への足がかりとなります。
当院の特徴 ２.「本当の施術効果」の現れ方
今のあなたが抱えている辛い症状は、いつ頃から感じ始めましたか？
1週間前？ 3か月前ぐらい？ 2年以上続いている気がする。
どのような症状も、突発的な事故や怪我でもない限り
急に痛くなった訳ではありません。
痛みやコリを自覚するまでに、実際は無症状のまま
少しずつお身体はその原因を溜め込んでいます。
急性のぎっくり腰も、そうです。
雷様が落ちてきたかと思うくらいのあの激痛も
急にそうなったわけではなくて、それまでの過酷な労働や
精神的ストレスなどが積もりに積もって、
いよいよこらえきれなくなったところで、ちょっと下のモノを取ろうとしたり
くしゃみをした瞬間に、それをきっかけに「バンッ！」と出たという訳です。
何かの症状が表面化するのには慢性的な何かが積み重なっていることを
ご理解いただけましたでしょうか？
つまり、長い時間をかけてなったものは、
良くなるにもそれなりの時間がかかるということです。
整体の施術は魔法ではありません。
１回で良くなることなどあり得ません。
1回の施術で、痛みが減ったり、無くなったりすることはあっても
それは「良くなった」のとは別のお話です。
これは、ケガに例えるとわかりやすいと思います。
例えば、刃物で指先を切って血が出てきた
とします。
このときあなたは、まずは血を止めるために傷口を強く抑え、
出血が止まったことを確認してから絆創膏を貼って傷を保護します。
幸い痛みはほとんどありません。
ここで、「痛みがない」ということに注目してください。
痛くないから「もう治った」と言えますか？
傷は、ケガをする前の普通の状態に戻っていますか？
そうです、傷はまだ生傷で、絆創膏を外すことはできません。
傷口がふさがり、カサブタになって、それが剥がれ落ちてきれいな皮膚が再生して
初めて治ったことが自覚できますね。
これと同じで、1回の施術で痛みが消えたからと言って、
治ったということにはならないのです。
お身体の中は、まだ生傷状態なのです。
だから、途中でまた傷口が開かないように、
順調に回復するように、手当てを重ねて行く必要があるのです。
これが、「きちんと通院してください」という意味なのです。
繰り返しますが、たった1回の施術で根本から良くなることはありません。
あなたは、お医者さんへ行って、1回で治してくださいと言いますか？
お薬を飲んだり、休養を取ったりしながら治す、
だから良くなるには、しばらくかかることは誰でも理解できています。
当院でも、1回の施術で痛かったところがすっかり取れてしまう方がいらっしゃいます。
そのような方のうち、痛みがなくなったからと、次の予約をキャンセルされる方もいらっしゃいます。
でも、大抵の場合、痛みがぶり返し、再びご来院されるか、他の治療院へ行かれます。
そのようなことにならないための治療計画もお伝えしておりますので、
患者様ご自身もよくご理解いただいた上で一緒に良くしていきたいと願っております。
状態が改善されれば、2週間に1回、3週間に1回、1か月に1回・・・というふうに
通院の間隔も伸ばしていきます。
そして最後は、「もう大丈夫ですよ。」で、終わりです。
痛くなたったときに施術に行く、痛みが治まれば行かない。
これではダラダラといつまでも決して良くなることはありません。
かかる時間も費用ももったいないです。
患者様と施術者と、共通のゴールを持ちながら、
「本当の施術効果」を必ず得たいと願っております。
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